今回は実際に野村のバーチャル株式投資倶楽部にエントリーして,株を購入するところまでやってみました.
【授業の内容】
各チームで相談して銘柄を選んだのですが,たまたま2チーム(マネータイガーとピーコ)は選んだ銘柄3つが同じでした.しかもその銘柄を選んだ理由が違うというのも面白いですね.この2チームは複数の株を買った(分散投資)のに対して,残るチーム(コーナー・ザ・マーケット)は一本買いのようです.しかも投資した金額が最も多いチームでもあります.
各チームですでに個性が違うようですが,どのような結果をもたらすのでしょうか.楽しみですね.僕もみなさんに負けないようにしたいところ.
この他,前回の課題であるボランティアについても相談しましたが,今回は見送りになりました.
【課題】
マネータイガーはテクニカル分析を選びましたが,なぜテクニカル分析を信じたのか説明して,テクニカル分析がいかに素晴らしいか僕を含めたみんなを説得して下さい.1人5分を目安に発表してもらいます.
残るチームはその説得に反論してもらいます.すぐに納得しないように,相手の出方も予想して下さい.
2007年10月3日水曜日
基礎総合演習B 第3回
経済学A 第3回
今回はいわゆる経済学っぽい経済学をやりました.今回の範囲はあまり身近ではないので興味が湧くかどうかわかりませんが,後々「経済学を学んだ」と言えるような最低限の知識は伝える必要があると思っています.
【授業の内容】
というわけで,まずは「景気とは何か?」を説明しました.これぞ景気だ!というものはありませんが,実際には実質GDPの成長率(実質の意味は近いうちに説明します)や日銀短観が景気の目安として用いられることが多いようです.GDPはニュースなどでも比較的よく聞きますが,具体的にはどのようなものなのか,簡単な計算をして確認しました.ポイントは最終的に商品がいくらで売れたか,ではなく,どれだけ価値を高めることができたか(付加価値)です.
続いて,経済と経済学の歴史をザッと紹介する過程で,古典派(新古典派)とケインズ派の考え方を対照的に紹介しました.たまたま先日,郵便局が民営化されましたが,その理論的な背景もわかったのではないでしょうか.
最後に,ケインズ派経済学の立場から,経済の仕組みを学びました.政府支出がどうして景気対策になるのか,消費税率を上げるとどのような効果が出るのか,理解できましたか?
2007年10月1日月曜日
経済学Ⅰ 第3回
今回はアンケートを取りませんでした.テストは毎回やっても良いのですが,アンケートは毎回やると回答の信頼性が下がる傾向にあるようなので.そのためたまにやります.
【授業の内容】
今回の内容を大きく分けると次の3つでした.
1.3面等価の原則
2.需要の内訳
3.消費についての仮説
前回の復習を簡単にした後,今後しばらくケインズ派の立場からマクロ経済学を説明することを伝えました.ケインズ派の立場なので,有効需要の原理,つまり需要が供給を決めるんでしたよね.需要が供給(GDP)を決め,国の中で発生した付加価値はだれかの所得になります.結果として,総支出,総供給,総所得のという3つが等しくなります(3面等価の原則).つまり,それぞれ別物ではなく,同じものを3つの面から眺めているだけなのです.
さて,(ケインズ派では)GDPの大きさを決める需要ですが,需要は消費,投資,政府支出,輸出と輸入という5つの要素から成り立っています.この5つが変化すれば需要を通じてGDPを左右することになります.景気低迷の際に,「消費の冷え込み」や「民間消費の落ち込み」などという言葉がしばしば用いられるのはこのためです.なんと言っても消費は需要の構成要素の中でもっとも重要なのです.
最後に,消費についての3つの仮説,「ケインズ型消費関数」,「恒常所得仮説」,「ライフサイクル仮説」について説明しました.細かい説明は省略しますが,いずれにせよ,所得の大きさが消費を決めることになりそうです.あ,限界消費性向という言葉は確認しておいて下さい.
これら3つの説明と同時に,政府による財政政策の持つ効果についても説明しました.政府が支出を100億円増やすと,それがGDPや所得,さらには民間の消費にどのように波及していくかを説明しました.また限界消費性向の違いが財政政策の効果を左右することも確認しましたよね.
【おまけ】
言うまでもないですが,遅刻や欠席してると内容がわからなくなるし,当然ながらテストも解けませんよ.