えー,先週はどうもすみません….今週が一応,僕が担当する最後の回になります.次回からは橋本先生が担当されます.そして僕は後期に復帰します.
【授業の内容】
今回は業界研究・企業研究について話しました.「企業研究て,何を研究するんだ?」という人もまだ多いと思います.簡単に言うと,志望する企業の面接官から「(同じ業種の)Q社じゃなくて,なぜうちを選んだの?」と聞かれた時に,まともな回答をするためです.そのためには,その企業のことを深く理解するのは当然として,同業他社(つまり業界)のことを理解しておく必要があります.
さて,必要性はわかったとして,どうやって研究するのか?色々やり方はあると思いますが,僕なら株式の長期投資をするつもりで研究します.就活でその企業を選ぶということは,卒業から数十年に渡ってその企業と運命を共にしたい,ということなので,将来性があり,長期にわたって発展していきそうな企業を選びたいと思います.さらにそこで自分が成長できれば言うことないでしょう.僕は,少なくとも将来性がなくこれからどんどん縮小していきそうな業界をわざわざ選びたいとは思いません.(みなさんもそうですよね?)
総合政策学部で学んでいる皆さんは,企業の見方を少しは身につけているはずです.上場企業であればサイトのIR情報を見ることで投資家にとって必要な情報の多くを手に入れられます.
後は,アンテナを張ることです.就活ノートに行きたい企業を書いておけば,新聞などでその名前をチラッと目にしたら,気になって記事を読むようになるでしょう.大事なのは,いつ,このアンテナを張るかです.なるべく早くアンテナを張って,多くの情報を手に入れましょう.
さて,演習Dの本題であるSPIについては,今回までが非言語問題でした.次回から言語問題です.予習範囲は次の通り.
テキストpp.18-25,「同意語」,「反意語」
2009年5月16日土曜日
総合政策演習D 第5回
2009年5月15日金曜日
経済政策論 第5回
前回に引き続き健康保険・介護保険です.
【授業の内容】
今回は課題について発表してもらいました.
・誰がどの健康保険に入るのか?それぞれの保険には違いがあるか?
これは大雑把に言うと,独自で保険組合を持つ企業(主に大企業)に入社すればその保険に,そうでない企業であれば協会けんぽに,自営業,あるいは無職などの場合は国民健保に入るようです.
それぞれ保険料率に違いがあるようでした.
・医療費の保険診療点数について調べる
さまざまな治療,作業?毎に決められた点数が加算され,その合計点数を1点=10円に治したものが医療費になるようです.ただし保険が効くため3割負担で良いということでした.
診療が時間内か外か,休日か,深夜か,幼児か,初診か再診かなど,様々な条件で点数は異なるようです.
・健康保険が抱える問題点について調べる
「赤字の保険組合が増えている」,「医療費が削減されている」,「後期高齢者に予算枠が設定されている」など多くの問題が見つかりました.
そこから,身近な話になり,徳島県の医療の問題へとテーマが変わりました.
ということで,次回の課題は次のようになりました.
・徳島県の医療に対する方針・・・医療費削減に向けた取り組み
・徳島県の医療全般に対する問題点
・次のテーマを(ぼんやりと)考えてくる
経済学Ⅱ 第4回
今回でまだ4回なんですね.今回は2財のケースの効用である無差別曲線と,労働市場について説明しました.前半と後半で別の話でした.
【授業の内容】
まず無差別曲線ですが,この曲線は,効用の水準が一定であるようなある財(A財)とある財(B財)の様々な組合せを集めたものです.例えば,あなたが1週間にサンドイッチを5個とプリンを5個食べているとしましょう.この時の効用の水準を仮に100とすると,同じ効用(100)を得られるようなサンドイッチとプリンの組合せにどんなものがあるでしょうか?例えばサンドイッチ3個にプリン8個,サンドイッチ1個にプリン20個などがあるかもしれません(人によって違いますけどね).
この無差別曲線にはいくつかの特徴があります.無差別曲線はいくらでも(何本でも)描くことができます.またそれらは右上にある無差別曲線ほど高い効用を表しています(サンドイッチとプリンをたくさん食べると幸せになりますよね).また無差別曲線同士は決して交わりません.
さて,2財のケースの効用は無差別曲線により図にすることができました.非常に高い効用を得られれば良いのですが,現実にはなかなか難しいです.その原因の1つは予算制約です.限られた予算内でしか財を購入できないという当たり前の制約です.これを予算線として図に描き入れることで,予算内でもっとも効用が大きい点を図で表現することができました.
また応用として,無差別曲線の形状が財と財の組合せを示すことも説明しました.その例が補完財と代替財です.補完財とは右足の靴と左足の靴のように両者が揃って初めて効用を生み出す財のことです.代替財とは,水とお茶のようにそれぞれが互いの代わりになりうる財のことです.
後半は家計行動の締め括りとして,労働供給についても簡単に説明しました.与えられた条件の中で(例:1日24時間,時給800円),いかにして効用を最大化するかを図にしてみました.
わかったことは,時給(賃金率)が上がれば労働量が増えるという単純なものではないということでした.かなり高い給料で長時間働いている人は,それ以上給料が上がっても,もっと働こうという意欲はあまり湧かないでしょう.おそらく所得による限界効用よりも,余暇の限界効用の方が高いのでしょうね.
さて現実ですが,学生のバイトであれば時給を考えて働く時間を選べますが,正社員の場合はどうなのでしょうね?また考えてみてください.