2010年9月18日土曜日

総合政策演習D 第1回(9/16)

 後期になり演習Dも再開ですが,いきなりテストもなんなので,今回は現時点でのチェックと,テキストにないタイプの問題を紹介しました.

【授業の内容】
 皆さんの多くはインターンシップを経験してきたと思いますが,行っただけで満足していませんか?そこから何を得ることができたかもう一度考えてみましょう.何度も言いますが,近年の就活では周りの人と同じことをやって満足してはいけません.むしろ周りと同じことをしてるようではダメです.周りの人がやっていないことをやりましょう.振り返ってチェックしてもらいたいのは,
・他大学(できれば県外)の意欲的な人と知り合うことができたか?
・インターンシップ先で今後も個人的に相談できる人はできたか?
・インターンシップに行かなければ得られない情報をつかんできたか?
この3点です.まだワンデーなどのインターンシップは受付しているものもあります.やり残したことがあるのなら今からでもやりましょう.

 就活のネタや自己分析についてはある程度できている人もいると思いますが,実社会・経済についての意識・関心は高くなってきていますか?授業では為替レート,日経平均株価という経済に関心がある人ならある程度注視していてしかるべきことについて尋ねましたが,ちょっと物足りない答えでした.特に為替介入があった直後だったので,ニュースでも繰り返し取り上げられていたはずのタイミングだったんですけどね.
 
 来週からはいつも通りの形式で授業をします.冒頭にテストするので遅刻しないようにね.

総合政策演習B1② 第1回(9/15)

 ようやく演習B1で僕の番が回ってきました.後期は不完全競争市場ですね.人数が少ないので,形に捕らわれず,積極的にどんどん質問して,わからない所をなくしてくださいね.

【授業の内容】
 今回は,計算の基礎を確認した後,様々な独占を分類・整理し,基本となる完全独占の問題を早速解いていきました.

 独占の問題を解くのもほぼ1年ぶりなので忘れているかもしれません.完全競争と完全独占の違いをはっきりしておきましょう.
 完全競争の場合,1つ1つの個別企業には価格決定権はありません.周りの企業と同じ財を作っているので(財の同質性の仮定),他社より高い値段をつけてしまうと誰も買ってくれません.逆に1社が他社より低い値段をつけると,ライバルたちも一斉に値下げしてくるでしょう.そのためどの企業も利潤が減ってしまいます.利潤がどんどん減っていき,そのうち赤字になる企業も出てくるでしょう.ただ「自由な参入と退出」という仮定があるので,赤字になったら退出していくかもしれません.いずれにせよ,利潤がある間は新規参入が起こり,常に極限まで厳しい競争が行われているため,どの企業も利潤はありません.それが完全競争市場です.
 完全独占では企業に価格決定権があります.なぜなら自社しか存在しないからです.当たり前ですね.また,その価格は自社の利潤が最大となるように決められます.その時の生産量は定義より,MR=MCにて求められます.今回はなぜMR=MCとなるのかも証明(というほどのものでもありませんが)しましたね.

 次週までにテキストの完全独占の問題すべてに挑戦しましょう.難易度は低いものから高いものまであります.解説を読んでもわかりにくいものは僕が解説するので,しっかりやってきましょう.時間があれば複占の説明をします.

ミクロ経済学ベイシックⅡ 第1回(9/15)

 後期開始一発目がミクロでした.前期試験の難しさで,多くの学生が敬遠するかとも思ったのですが,あんまり変わっていないようでしたね.

【授業の内容】
 今回は,前期と後期の違い(完全競争市場と不完全競争市場)を説明した後,ゲーム理論の基礎を説明しました.

 前期のベイシックⅠでは一貫して完全競争市場を舞台に家計や企業といったプレイヤーがどのように行動するのかを学びましたが,後期ではその前提となった完全競争市場の条件を崩します.言い換えれば,非現実的な仮定の話ではなく,より現実的なシチュエーションにおける各プレイヤーの行動を理解していきます.
 例えば,前期においては「多数の売り手と買い手」を想定していましたが,現実では必ずしも多数の売り手が存在するとは限りません.皆さんがパソコンのOSを選ぼうと思えば,ほぼ自動的にMicrosoftのOSを選ぶことになっているのではないでしょうか.また家庭で電力会社と解約しようと思うと,その地域の電力会社以外に選択肢はないと言ってよいでしょう(四国内から四国電力ですね).前期で想定した多数の売り手のケースと,売り手が少数しかいない(あるいは1社のみの)ケースではどのように違うのでしょう?また我々買い手にとってはどちらが良いのでしょう?企業にとっては?社会全体にとっては?

 ベイシックⅡの前半部分は主にこのような独占について多くの時間を割く予定です.独占のうち,2社が市場を独占しているケースを特に,複占と呼びます.この場合,企業はライバル企業の行動に注目するはずです.相手の裏をかいて儲けるかもしれませんし,相手と手を結ぶのかもしれません.
 まずはこのような利害関係のある相手との駆け引きを学びましょう.それがゲーム理論です.授業ではゲーム理論の入門として,いくつかのゲームを実際にやってみます.今回はゲーム理論におけるゲームの中でも(たぶん)最も有名な囚人のジレンマゲームを行ないました.
 利得表の見方,ゲームの目的など,慣れないところもあるでしょうが,今回配った例題プリントを使って復習してみてください.例題を順に解くことで,次回に説明する「支配される戦略の逐次消去」という考え方が自然と身に付くと思います.

 今回の課題は,テキストのpp.150-154を読んでくることです.次回ランダムに当てて内容を聞くので,必ず読んでくるように!