今回もスルツキー分解の続きです.またギッフェン財についての説明もしました.
【授業の内容】
前回小テストをしてわかったことは,予想通りスルツキー分解は理解しづらいということでした.そのため,今回も改めてスルツキー分解をゆっくり説明しました.それでもなかなかわかりづらかったと思います.特にグラフの意味はなかなか理解するのは困難でしょう.まぁそういうものだと思ってください.テキストや,図書館にあるミクロの入門書を読んでみてください.どこかに自分にとってわかりやすいものがあるでしょう(たぶん).
また,ギッフェン財についても説明しました.ギッフェン財とは,下級財の仲間ですが,下級財の中でも所得効果が非常に強い財のことです.このような財は,価格が上がると消費が増える,という非常に奇妙な特徴を持っています.スルツキー分解してみると,なぜこのようなことになるのかわかるはずです.また,ギッフェン財の具体例も説明しましたが,設定が強引ですよね.まぁそれぐらいなかなか存在しない財なんですよ.
さて,ギッフェン財の場合,需要の価格弾力性はどんなものになると思いますか?考えてみてください.
次回は労働供給の理論を説明します.
2010年6月5日土曜日
ミクロ経済学ベイシックⅠ 第8回(6/4)
投稿者
水ノ上 智邦
時刻:
17:00
ラベル: 2010, ミクロ経済学ベイシックⅠ
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