今回も企業行動(生産)です.
【授業の内容】
ややこしい内容なので,きっちり前回の復習をしていたら,あまり進みませんでした.
前回は,価格と限界費用が等しいところで生産すると良い,という所まででしたが,場合によってはその通りに行動しても赤字が出ることがあります.また赤字と言っても次の2つのケースがあります.
・赤字が出ても生産した方が良い場合
・赤字が出ており,生産を中止した方が良い場合
前回配ったプリントでは,その財の価格が変わることで黒字になったり,赤字になったり,また赤字でも生産した方がマシな場合と,生産を止めた方がマシな場合に分かれることがわかりました.
それらをどうやって見分ければ良いのか?そのために今回は新たに2つの概念を紹介しました.それが平均総費用と平均可変費用です.それぞれ,総費用と可変費用を生産量で割ったものであり,生産量1つ当たりの総費用,可変費用を示しています.
ちなみに平均総費用が価格を下回るときは黒字ですが,上回るときは赤字になります.それらをグラフ(図の面積)を使って説明しました.
最後に,配布した表の例を用いて,「価格がいくらであれば何個生産すべきか?」というミニテストをしました.これまでのミニテストはほとんどの人ができていましたが,今回は7~8割の正答率でした.確かに難しいかもしれません.
【課題】
次回がおそらく前期で一番ややこしい話ですので,今回の内容を復習しておきましょう.
2008年5月25日日曜日
経済学Ⅱ 第7回
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