今日から本格的にミクロの話になります.数式こそ出てきませんでしたが,グラフはがんがん出てきました.
【授業の内容】
まず我々がしばらく取り組むことになる世界(完全競争市場)についての説明を行いました.5つの条件を満たすときを完全競争市場と呼びます.この市場では競争が熾烈なため,企業はまったく利潤を得られません.完全競争市場の5つの条件が破られたときを不完全競争市場と呼びました.こちらは後期に詳しく学びますが,企業が儲かるのはこちらです.
続いて,効用と限界効用について図を用いて説明しました.両者の違いはちゃんと理解できましたよね?限界という言葉は経済学ではしばしば現れます.「(今までのはさておき)新たにもう1つ~した時に,どれだけ~が変化するか」というのが限界という言葉の持つ意味です.経済学独特の表現ですね.
ここでは,消費者余剰というのも少し説明しました.またおいおい出てきます.今のところ,消費者がどれだけ「儲けた!」と思うかという気持ちのことだと思って下さい.
そして財の数が2つになった場合の図として,無差別曲線を学びました.無差別曲線とはその名の通り,同一曲線上ではどの点も効用に差がない(無差別)な曲線のことで,いくつかの特徴を持っていました.またこの無差別曲線の傾きのことを限界代替率と呼びました.
【今日のキーワード】
効用,限界効用,消費者余剰,無差別曲線
【おまけ】
パプアニューギニアの件,授業のために説明会に行けないという人もいましたが,第2回の会合は曜日をずらして行いますので,そちらに参加してくれればありがたいです.また告知します.
2008年4月18日金曜日
ミクロ経済学ベイシックⅠ 第3回
投稿者
水ノ上 智邦
時刻:
20:04
ラベル: 2008, ミクロ経済学ベイシックⅠ
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿