2010年8月9日月曜日

ミクロ経済学ベイシックⅠ 第15回(7/23)

 最後の回は,前半はエッジワースボックスのつづきを,そして後半は総復習をしました.

【授業の内容】
 エッジワースボックスの見方は簡単に前回紹介しましたが,今回はそれを使って,初期賦存量から市場メカニズムを通じてどのようにパレート改善が行われるか,またその過程でいかに価格が変化するか,そして超過供給や超過需要が解消されるかを説明したのですが,ここはなかなか理解が難しいところでしょうね.
 またパレート最適(これ以上パレート改善ができない状態)となる点を集めた曲線を契約曲線と呼ぶことを説明しました.

 一応,これで完全競争市場という条件で,消費者と生産者がどのように行動するか,その結果,市場がどのように働くかを説明し終えたわけですが,みなさんが全体像を理解できたかどうかわかりません.なかなか学んですぐにはわからないかもしれませんね.

 後期のベイシックⅡでは完全競争市場という非現実的な条件を1つ1つ開放していきます.つまりより現実的な想定の経済を学んでいくわけです.

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