2011年2月5日土曜日

経済数学入門 第15回(1/24)

 今回は行列の続きと,まとめです.

【授業の内容】
 前回,行列の足し算,引き算,倍数,掛け算を説明しましたね.今回は,まず,行列の計算で注意すべき点を説明しました.
 それは,これまでにやってきた通常の計算と異なり,A×B=B×Aとは限りません.行列は「何と何を掛けるか」だけでなく「どちらから掛けるか」も重要となってきます.
 また,A×B=0の時,これまではA=0またはB=0でしたが,行列では必ずしもそうなるとは限りません.

 続いて逆行列の説明をしました.逆行列とはいわば割り算のようなものだと思ってください.元の行列に(左右どちらからでも)かけ合わせることで,単位行列を導き出します.
 最後に,この逆行列を使って2変数の連立方程式を解きました.

【注意!】
 期末試験の結果,60点に満たない場合は再試験になりますが,再試験の受験資格は今回配布した復習プリントをすべてやってくることです.このプリントを時間をかけても解けないようだと再試験を受けても単位は取れないでしょう.そのため,再試験開始時にこのプリントを提出してもらいます.危ないと思っている人は必ずやっておきましょう.

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