2011年2月5日土曜日

経済学A 第15回(1/18)

 今回が最終回です.毎年最終回は開発経済学を説明しています.

【授業の内容】
 開発経済学の前に,少しだけ前回のやりのこしを説明しました.金融政策の具体的な3つの手法です.公定歩合(基準割引率および基準貸付利率)の操作,公開市場操作(買いオペと売りオペ),預金準備率の操作の3つです.

 さて,開発経済学ですが,皆さんあまり途上国あるいは貧困国について知らないのではないでしょうか.「関心がある!」という人もいると思いますが,そもそもTVや新聞などのメディアではあまり報道されないので,意識的に情報を探さないと貧困国の情報はみつかりません.とはいえ,最近はエジプト,アルジェリア,スーダンについての報道は多いですね.

 授業ではパワーポイントで,途上国の現状を主にデータの面から紹介しました.平均寿命,HIV感染率,非識字率,飢餓にあえぐ人の割合,地域ごとの経済成長率など様々な側面から途上国,あるいは貧困について見てみましたが,どうでしたか?我々の目や耳に届きやすいのは,中国やインドなど,急成長しているアジア諸国が多いでしょうから,アフリカの国々の実態には新たな発見もあったのではないでしょうか?
 また,貧困削減のためにどのような取り組みが行われているか,初めて聞いた話もあったと思います.

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