2009年1月24日土曜日

経済数学入門 第14回

 最終回である今回は,行列についての基礎を説明しました.

【授業の内容】
 行列については高校の時に習った人もいると思いますが,「なぜ行列を習うのか?」,「どうしてあんな計算方法なのか?」,「何の役に立つのか?」については,あまりはっきりしないまま学んでいたのではないでしょうか?少なくとも僕はそうだったので,行列についてもやもやした印象でした.「こんなものを習わなくても連立方程式は解けるじゃないか」と.

 そのため,この講義では半分ぐらいの時間を割いて,「なぜあんな表記方法なのか?」,「なぜあのような計算方法なのか?」,「今後の講義でいつ必要となるのか?」を説明したつもりです.スッキリしてくれたら良いのですが,どうでしたか?

 続いて,主に2×2の行列を使って,足し算,引き算,かけ算,そして逆行列の計算方法を説明しました.
 そして最後に,2変数,2本の連立方程式を行列を使って解きました.

 これまでの講義で何度も言いましたが,基礎的な数学の知識は今後,総合政策学部で学ぶ様々な講義で必要となります.また就活の際にも筆記試験で必要となります.
 数学についてまとめて学ぶ機会は,学部の講義ではもうありませんが,数学に不安があれば全学共通教育センターを利用して,必要な力を身につけましょう.

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