2011年7月17日日曜日

開発経済学 第14回(7/14)

 今回はODAの話を少しして,次週のプレゼンのためにタンザニアの基礎知識を紹介し,その後,各チームでプレゼンのための話し合いをしてもらいました.

【授業の内容】
 途上国への支援の回では国際機関とNGOの話はしましたが,二国間協力の話はできなかったので,今回はODA,特に日本のODAの現状などを話しました.

 皆さんに事前に調べてもらいましたが,援助がODAであるかどうかを決める条件にグラントエレメント比というものがあります.世間ではODAというと,無償でお金をあげることだと思っている人も多いようですが,必ずしもそうではありません.お金を有利な条件で貸すこともODAです.

 さて,タンザニアの貧困削減のためのプレゼンですが,各チームが15分で発表してもらいます.必ずしもPowerpointを使う必要はありませんが,使わない場合は紙の配布資料を用意してもらいます.その場合は20日までに僕に提出してください.
 内容は,皆さんの立場を明確にした上で,1億ドルを使ってタンザニアの貧困を削減するためのプランを発表してもらいます.立場はタンザニアの大統領でも,日本の首相でも,学生でも何でも構いません.プレゼンの仕方については,これまでの開発経済学の授業を参考にしてください.実は結構気を使っているのだけど,伝わっているかな…?

 こちらからは,どのチームにもムダにはならないであろうタンザニア全般のデータを紹介しました.僕が使ったのは主に世界銀行のデータです.紹介したもの以外にも実に多くのデータがあるので,参考にしてください.
http://data.worldbank.org/country/tanzania
 右上の"DOWNLOAD DATA"をクリックするとExcel形式でダウンロードできます.

 試験前で忙しい時期ということもあり,大変だと思いますが,皆さんのプレゼンに期待しています.

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