2008年9月19日金曜日

経済数学入門 第1回

 多忙により更新が遅れました.初回である今回は,チームリーダーを決め,チーム毎に分かれてもらいました.また,関数とは何か,高校までで見過ごしがちである問題を考えてみました.

【授業の内容】
 関数とは何でしょう?「ある変数に依存して決まる値,あるいはその対応を表す式のこと」という定義が多いようです.講義では,「ある数字を入れると,新たな数字を発生させるブラックボックスのようなもの」という説明をしました.大事なポイントは,そこには流れがあることです.原因となす数字があり,それが結果となる数字を生み出します.
 というと抽象的で難しそうですが,我々は普段から無意識に関数を使用しています.講義では,一緒にご飯を食べる人数から,その時に必要なハシの本数を見つけ出す作業をハシ関数として説明しました.その他,外食に行く回数と食費の関係を考えました.
 また,それぞれの関係をグラフに表現しました.グラフを描く場合には,原因となる変数を横軸に,結果となる変数を縦軸に描くのが慣例です.
 後半は,文章から関数を作り出す例題を各自で解いてもらいました.

 この講義のポイントは学生同士で教え合うことなのですが,やはりなかなか難しいかな?工夫が必要そうですね.

【課題】
 配布した課題プリントは次回の講義で提出してもらいます.

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