2010年12月8日水曜日

経済数学入門 第10回(12/6)

 今回は平行移動と傾きの変化でした.おまけに円もやりました.

【授業の内容】
 経済学ではグラフの経済学的意味を読み取ることが求められます.ただの直線にも,その裏には様々な背景が意図されています.今回はその例として,ミクロ経済学でよく用いられる予算線というものを色々変化させてみました.予算線とは,限られた予算(所得やバイト代など)の下で,2つの商品をどのような組み合わせで買うことができるかを示したものです.その予算線が,商品の価格が変化すると,また予算が変化すると,それぞれどのような変化をするかを確認しました.もちろん現在の皆さんは直線を描くのに悩むことはないでしょうが,グラフを見て,そこから価格や予算にどんな変化があったかを想像するのは初めての経験でしょう.

 上記のような具体例に続いて,直線や放物線の一般的なシフトの方法を説明しました.かなりワンパターンなので,それほど難しくないはずです.
 また,直線の傾きの変化についても説明しましたが,「今さら…」という感じかもしれませんね.

 最後に円の描き方を説明しました.方程式を見て,それを変化させ,円として読み取る作業です.久々に出てきた平方完成を使いました.

 「おまけ」プリントの答えは近々HP上にアップしておきます.

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