2007年9月10日月曜日

経済学Ⅰ 第1回

 さて,夏休みも終わり後期が始まりました.夏休みはあっという間に終わってしまいますね.僕も悲しいです.

【授業の内容】
 最初なので,この授業についてのいくつかの説明をしました.大事な所だけ繰り返すと,
・評価は期末テスト,ミニテスト(数回),発表の点数を合計したものです.当然ながら60点未満は不可です.
・ミニテストは普通に講義を聴いていれば誰でも解ける問題を出します.事実上の出欠確認のようなものです.
・発表点は最大で20点.期末テストとミニテストの合計だけで100点満点になるようにするので,おまけのようなものです.当然ながら発表点を加えると100点を超える可能性がありますが,100点を超えても評価は100点です.
 必修ですが,勉強してないと思えばキッチリ落とすので,気合いを入れて勉強して下さい.

 さて本題ですが,経済学Ⅰは実際には「マクロ経済学入門」です.テキストは指定していませんが,図書館でマクロ経済学の入門書を借りても良いでしょう.今回は,「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」の違いを説明した後,経済成長の目安であるGDP,マクロ経済学の全体像,について説明しました.
 「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」の違いは,経済を巨視的に(望遠鏡で)見るか,微視的に(顕微鏡で)見るかの違いでした.しばらくは望遠鏡で一国の経済全体の動きを見ていきます.
 GDPとは国内総生産のことで,国内で新しく発生した価値の合計でしたね.講義ではお弁当を例に,お弁当屋さんが材料に価値を付与する流れを確認しました.「最終的にお弁当がいくらで売れるか?」ではなく,お弁当屋さんが「どれだけ価値を追加させたか?」がGDPの概念です.GNP(国民総生産)との比較もしましたが,きちんと理解できたでしょうか?質問があれば,このブログに書き込んでください.
 最後のマクロ経済学の全体像ですが,主なプレーヤーを4人(?)紹介しました.企業と家計が作り出す市場と,市場を補う政府と中央銀行という位置関係はぜひ覚えておいて欲しいところです.
 休日などの関係で次の授業は25日(火曜日)になります.

【本日出てきたキーワード】
・マクロ経済学(⇔ミクロ経済学)
・GDP
・財
・企業,家計,政府,中央銀行

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