2010年4月19日月曜日

総合政策演習D 第2回(4/15)

 今回から実際にテストを行いました.

【授業の内容】
 今回のテスト範囲は推論でしたね.SPIは基本的に中学生程度の数学が多いのですが,推論はこれまでほとんどの学生が(推論という形では)習ったことのないものでしょう.そのため差が出やすい所かもしれません.ただし問題自体はそれほど難解ではないため,何度かやったことがあれば解けるはずです.

 テスト後にその問題の復習をした後,がらっと内容を替えて,就活に関する情報について説明することにしています.演習だけだとなかなか皆さんの集中が続かないですからね.
 今回はBtoB企業とBtoC企業の話でした.学生はとにかくBtoC企業ばかり受けようとします.学生は「知ってる企業しか受けない」のです.テレビのCMで見た,そのお店に行ったことがある,その商品を買ったことがある,という意味で知っている企業です.つまり知名度の高い企業ですね.全国の学生の多くはそのような行動を取るため,BtoC企業はそれほど優良企業でなくても学生が殺到します.競争が激しいため,当然ながらほとんどの学生は選考過程で振り落とされます.
 しかし学生に対する知名度の高さと企業が優良であるかどうかはあまり関係がありません.みんなが知っているけれど経営が危ない企業もあれば,世間では無名だけどその世界では知られている優良企業もたくさんあります.僕がみなさんに勧めたいのは,後者の企業を探すことです.「そんなに有名ではないけれど自分は知っている」という企業をいくつもストックしておきましょう.さて,それをどうやって探すかですが,1つには「就職四季報」や「業界地図」などの情報が参考になるはずです.また前回紹介した「カンブリア宮殿」や「ガイアの夜明け」などのビジネス系番組を毎回見るのも良いでしょう.

 というわけで,次回までの課題を出しました.
・就活ノートを作る.
・就活ノートに次に該当する企業を5社ずつ選んでくる.
 1.理想の企業(行けるものなら行きたいが可能性は小さい)
 2.現実的本命企業(努力次第で十分可能性がある企業)
 3.滑り止め企業(かなりの確率で内定が取れそうな企業)

 就活で失敗する学生の多くは「動けない」という特徴があります.「僕のアドバイスが信頼できないから他のやり方で動く」のならそれで良いのですが,「確かにそうかもしれないけれど面倒くさい」とか,「信頼できないけど他の案も見つからない」という理由で動けない人は危険ですよ.

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