2010年4月23日金曜日

総合政策演習D 第3回(4/21)

 早くも3回目ですね.今回は集合と表の読み取りでした.

【授業の内容】
 前半は,毎回恒例の小テストと解説でした.今回の所は,公務員試験の判断推理問題と似ていました.公務員試験の方がもう少しひねっていますが.予習範囲はともかく復習問題は確実にできるようにしておくべきです.

 後半は,企業選びの手がかりをいくつか紹介しました.ポイントは知ってる企業から選ぶのではなく,自分で「就活の基準」を決め,それに合致する企業を探していくことです.基準の例としては,成長力,安定性,賃金,働きやすさ,地域,雇用形態などがあると思います.
 さて,そのような基準に沿った企業選びの参考になるものとして,日本経済新聞社が発表する優良企業ランキングがあります.下記リンクにて300位までを見ることができます.
http://job.nikkei.co.jp/2011/open/enterprise/casma/ 
 また,賃金や安定性で選ぶのなら,その企業が市場をどれだけ独占しているかが参考になるはずです.ミクロ経済学でも学んだ通り,完全競争市場の条件に近づくほど,企業は儲からなくなります.逆に言えば,完全競争市場ではない市場に利潤はあるのです.その例としては,独占市場,参入規制がある市場などです.そのための手がかりとしては,日本経済新聞社の「市場占有率」や「業界地図」などが便利でしょう.ちなみに9Fの自習室にもおいてありますので参考にしてください(ちょっと古いけど).
 また,四国内での就職を考えるのなら,日経新聞の「四国経済」欄をこまめにチェックすると良いでしょう.知らない企業がたくさん出てきますよ.こうしてみると,日経新聞のことばかり勧めているようですが,就活するならやっぱり新聞は最低限読むべきです.就活の材料となる記事が多いのは,やはり日経で圧倒的に量が違います.
 このようにして業界・企業がある程度絞れてきたら,個別企業のウェブサイトから,IR情報を見ると良いでしょう.投資家向けに様々なデータが公開されていますし,企業の目指す将来像も見えてくるはずです.ただし,これは上場企業に限った話です.非上場企業は情報(特に正確なデータ)を見つけるのはなかなか難しいです.

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