2010年6月27日日曜日

総合政策演習C 第10回(6/25)

 今回は企業・業界研究2です.

【授業の内容】
 皆さんが書いた企業研究シートを返却し,企業研究のやり方を紹介しました.
 まず基本中の基本として企業名を正確に書くよう注意しました.今回の例ではグリー株式会社を選んだ人が多かったのですが,企業名を「GREE」や「グリー」などと書いた人が目立ちました.前者がサービス名であり企業名ではありませんね.よく間違えやすい例では,×「キャノン」→◯「キヤノン」,×「ブリジストン」→◯「ブリヂストン」などがあります.
 また,「5年後の自分」の欄では特に空白が目立ちました.イメージしづらいのでしょうが,まずは企業のウェブサイトをしっかり利用しつくしましょう.グリー株式会社の場合には,採用情報のページから,先輩社員が具体的にどのような仕事をしているか知ることができます.上場企業の多くは同様の情報を公開しているので,具体的な仕事のイメージができない人はチェックしましょう.
 これらを始めとして,学生の多くは企業研究が十分とは言えません.自分が働きたい会社のことをあまり知らないのでは,相手(人事)にその熱意は伝わらないでしょう.まず知りうる限りの情報を集めましょう.ウェブサイトでの情報収集は当然のこととして,それに平行して,次のような情報源から,情報収集が可能です.
・日本経済新聞や業界専門紙
・経済誌(東洋経済やダイヤモンドなど)
・OB,OG訪問や店舗見学
 特に一番下のOB,OG訪問がおすすめです.なぜなら,自分が知りたいことを聴けるだけでなく,自分しか知らない情報を入手できる可能性があるからです.ライバルと差をつけるにはライバルと同じ情報ではダメでしょう.ライバルが知らない情報を得てこそ,より深い企業研究が可能になるはずです.
 しかし,ほとんどの学生はOB,OG訪問をしません.なぜなら「周りもしないから」なのでしょうが,その考えが決定的に間違っています.「周りがしないから」すのです.就活のため,早めに意識を改革しましょう.

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