2008年4月18日金曜日

経済学Ⅱ 第3回

 前回に引き続き,消費者の行動を学びました.

【授業の内容】
 まず最初に需要の価格弾力性を紹介しました.価格の変化に対して需要がどのように反応するかを数字で表現したものです.具体的に数値例を使って計算してみました.弾力性(ε)は1を超える場合に弾力性が大きいと言い,その場合消費者は値段の動きに敏感なので値下げをすれば大きく需要が増えました.逆に値上げをしてしまうと一気にお客は消えてしまうでしょう.そのため,弾力性が大きい時には値下げした方が売上は増えます.
 逆に弾力性が1未満である場合は弾力性が小さいと言い,あまり値段の変化に反応しないので値上げをした方が売上が増加します.

 次に様々な財として,上級財,下級財,ギッフェン財を説明しました.上級財とは所得が増えれば需要が増える財であり,多くの商品がこれにあたるでしょう.逆に下級財は所得が増えると需要が下がる財で,授業では100均の商品やカップラーメンが挙がりました.
 最後のギッフェン財は具体例の説明は大変な割にあまり存在しません.どんな財かと言えば,価格が上がると需要が増えるという非常に変な財です.

 最後に2つの財の関係を見るために無差別曲線を描きました.無差別曲線とは,同じ効用が得られるような財と財との組合せをすべて集めたものでした.特徴としては右上に行けば行くほど効用は高くなる点などがありました.

 今日もみんな真剣に聴いていたようなので,きちんと理解してくれたのではないかと思います.

【キーワード】
需要の価格弾力性
上級財,下級財,ギッフェン財
無差別曲線

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