2008年7月1日火曜日

基礎総合演習A 第10回

 今回はこれまでの知識を基にして,どの企業に就職したいかを説明してもらいました.

【授業の内容】
 これまでの株価予測のために企業を分析する知識を使えば,株の売買だけでなく,長期的な視点から良い会社と悪い会社の判断ができるかもしれません.というわけで,今回は各自が就職したい(長期にわたって成長が期待できる)企業を発表してもらいました.
 それぞれの学生が,売上や利潤の推移など経営指標の他,その業界の今後や,平均年収,働きやすさなど様々な視点から自分の一押しの企業について発表しました.それぞれなかなかよく考えているなぁと思います.僕も知らなかった点がいくつかあり,なかなか楽しい内容でした.

 ただし,現実的に就職する場合を考えると,やや疑問が残ります.なぜなら,学生が選んだ企業はすべて,誰でも知ってるような非常に知名度の高い企業ばかりだからです.就職活動では(あまり考えて行動しないのか?)知名度の高い企業には学生が殺到します.逆に優良企業であっても知名度の低い企業は志望者が少ないので入社しやすいでしょう.
 この点を利用し,知名度で選ぶのではなく,企業の中身(特に将来性)で選ぶべきではないでしょうか?名を捨てて実を取るのが合理的だと思うのですが,まだ1年生だから,そこまで真剣に考えることもないかもしれませんね.

【課題】
 次回は株価とニュースということで,今後1週間のニュースと株価との関係を各自に発表してもらいます.どこの企業でも構いません.なお,前日までにその新聞の記事を僕に届けて下さい.

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