2009年12月20日日曜日

経済数学入門 第13回

 前回に引き続き数列でした.

【授業の内容】
 前回は等差数列で終わりました.今回も馴染みのある等比数列です.

 等比数列とは,1,2,4,8,16,・・・などのように,一定の割合(公比:r)で変化していく数列のことです.等比数列は,金融において利子率の計算などで,またマクロ経済学で,財政政策の乗数効果,あるいは貨幣の信用創造などで必要となる知識です.今は何のことかわからなくても,2年次以降に役立ってくるはずです.

 さて,その等比数列の一般項(an)は次のように表されます.
an=a×r^(n-1)  ←rのn-1乗のつもりです.うまく表現できませんでした.
 つまり,第n項目は,初項にrをn-1回かけたものです.

 続いて等差数列の和(Sn)の計算ですが,こちらは公式を暗記するよりも導出方法を覚えてもらいたいものです.そんなに難しくありませんしね.とは言え,ここで文章で説明するのは大変なので省略します.

 なお,中間テストの結果による呼び出しですが,ほとんどの学生が(滑り込みも含め)全学共通教育センターに来ました.

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