2011年4月13日水曜日

総合政策演習D 第2回(4/13)

 今回からテストを始めました.今後はずっとこの形式で行います.といっても僕が前期で担当するのは後3回だけですが.

【授業の内容】
 まず推論についてのテストをしました.今回の平均点は5.14点(10点満点)です.ちょっと低いですね.まだみんなSPI2の重要性を理解していませんね.「勉強しとけば良かった!」と思う時には大体手遅れですよ.なお予告通り,5点以下の人には課題があります.次回の授業中に回収します.提出しない,あるいはやっていない場合は次回のテストの評価は0点です.

 テストの後,気分転換にパワポを使って「学生は企業を知らない」という話をしました.クイズでは,みんな意外と「自分は企業のことを知らないんだ」と思いませんでしたか?まぁみんなが引っかかってくれないと僕もやりにくいのですが….
 さて,皆さんに今回話した内容をまとめると次のとおりです.以下は鉄則です.僕を信じて損はありません!たぶん.
1.学生に人気の企業を受けるな! 
 知名度の高い企業はライバルが多いのは当然です.超人気企業ともなれば倍率は数千倍.そんな宝くじを狙うよりも「自分だけが知ってる良い企業」を受けよう.どうしても受けたいなら,人事の人が驚く「スペシャルな何か」を用意してください.周りと同じことをしても内定は当然もらえません.
2.BtoB企業をうけろ!
 これは(1.)と同じことですが,学生はBtoC企業は知っていますがBtoB企業のことをあまり知りません.
3.不完全競争市場を狙え!
 ミクロ経済学ベイシックⅡを(真面目に)受講していた人はわかると思いますが,完全競争市場にある企業は儲からない仕組みになっています.完全競争市場ではない市場(不完全競争市場)にある企業を狙いましょう.特に独占度の高い企業は儲かるので,それを狙いましょう.
4.迷ったら給料の高い企業を選べ!
 「自分にはどんな企業が向いているんだろう?」と考え続けることは重要です.しかし,社会に出てない学生になかなか答えは出せません.迷ったら待遇の良い会社を選びましょう.理由はまた今度言います.ともかく,平均年収が高く,かつ離職率が低い企業を狙うべきです.ちなみに初任給が高い企業は逆に要警戒.それだけ儲かっている企業とも考えられますが,初任給を高くしないと学生が集まらない企業なのかもしれません.

 この4つを意識するだけで,皆さんの就活はかなり有利になるはずです.しかし「いざエントリー!」という時期になると,なぜか学生は人気企業ばかりを受けてしまいます.学生の記憶力が持続しないのか,僕が信頼されていないのか,どちらでしょう….
 とにかく!就活ノートに,「ライバルが知らない優良企業」を30社ぐらい用意しておくと,有利ですよ.

 「企業を知れ!」ばかり言うだけでなく「どうやって知れば良いのか?」も知りたい所ですね.ただ,意欲の高い学生は自分で「優良企業の探し方」を研究していますよ.まぁ最初なので基礎を説明します.
1.就職四季報を買おう
 就職四季報には上場企業が数多く掲載されているだけでなく,そこで求められる人物像,筆記試験の種類,平均年収や離職率など,貴重な情報が山のようにあります.女性は「女子版」がおすすめ.
2.日経新聞を読もう
 全部読む必要はありません.パラパラとめくり,気になるところだけをメモする癖をつければ,数ヶ月でかなりの情報を入手できます.
3.テレビを見よう
 とはいえ,学生はなかなか新聞を読みません.ならば,テレビ東京系(徳島ではテレビ大阪ですね)の番組を見ましょう.どうせニュースを見るなら,ワールドビジネスサテライトを見ましょう.また,テレビ東京系の「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」では,知名度が低くともキラリと光る企業をよく特集しています.僕もよく見てますが,単純に面白いですよ.
 またNHKでも「ルソンの壺」や「めざせ!会社の星」など使える番組は少なくありません.他の民放はハズレが多いかも.
4.大人に尋ねよう
 授業では言いませんでしたが,大人に聞いてみるのも実は有効です.周りの大人に「もし今大学生だったら,どこの企業に行きたいですか?」と聞いてみると意外な企業が出てくるかもしれませんね.

 就活は情報戦でもあります.授業で言ったように「知らない企業は受けられない」のです.まずはアンテナを高く伸ばし,情報に敏感になりましょう.情報を上手く収集し,賢く就活に挑みましょう.それが大学生のあるべき姿です.

【次回のテスト】
 問題種2「集合」,問題種3「表の読み取り」を予習しましょう.また今回の範囲「推論」の復習もしておきましょう.復習はより重要ですよ!復習!復習!

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