2011年10月21日金曜日

経済数学入門 第3回(10/17)

 今回も関数です.2次関数と,不等式を説明しました.

【授業の内容】
 前回は2次方程式の解法まで確認しました.2次方程式の解は横軸との交点を出すためのものだということを再度確認しましょうね.

 さて,今回説明した2次関数の平方完成は,放物線を描く2次関数の頂点(もしくは底)の座標を求めるために使います.平方完成のやり方は文章で説明しづらいので省略しますが,授業中に説明したStep.1~3のようにやれば,機械的に座標が出てきます.今回確認した程度の2次関数は経済学でも公務員試験でも民間企業の筆記試験(SPI2)でも必要となります.絶対にできるようにしましょうね.

 今回もちょっとしたお遊びでSPI2の問題を解いてもらいました.皆さん数学の問題(非言語問題と呼びます)はできましたが,言語問題(特に敬語)が苦手みたいですね….

 ここまでで1次関数と2次関数について復習しました.あとは1次と2次の不等式です.
 まずは1次不等式からです.不等号(<や>)ではなく等号(=)であるとすれば,見慣れた1次方程式なので,まずは1次方程式の直線を図に描きましょう.不等式はこの直線のどちらかの範囲を示しています.ではどちらなのかを判別するためには,明らかにどちらか一方に含まれる具体的な点(原点などが計算しやすいでしょうね)を不等式に代入してみましょう.もしそれで不等式が矛盾したものでなければ,代入した点を含む範囲が,不等式がの示す範囲です.もし矛盾したら(例:2>5),不等式の示す範囲はその点を含まない,ということがわかります.

 2次不等式も同じなので続けて説明したかったのですが,時間が足りなくなったので次回へ.

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