2011年10月21日金曜日

経済数学入門 第4回(10/20)

 授業回数の関係で今回は変則的に木曜日になりました.

【授業の内容】
 今回は,前回やり残した2次不等式の後,指数です.

 2次不等式ですが,前回説明した1次不等式と同様,まずは不等号ではなく等号として考えます.等号にすることで,単なる2次関数となるので,その放物線を描くことができますね.後は,その放物線で分割された2つの領域のうち,不等式が示すのはどちらなのかをチェックするだけです.簡便な方法も説明したのですが,きっちりやろうと思ったら,前回説明したように,明らかに一方の領域に含まれる具体的な点(原点などが望ましい)を不等式に代入し,矛盾が起きるかどうかで確認できました.詳しくは前回のブログを読んでください.

 さて,本題の指数です.指数はマクロ経済学に出てくるコブ=ダグラス型生産関数などを理解するために必要です.また,指数を説明する過程で出てきた素数と素因数分解,最大公約数と最小公倍数は公務員試験や民間企業の筆記試験(SPI2など)を解く上でも必要ですよ.特に公務員試験の教養試験では,このような数の問題は頻出のようです.
 まずは素数から説明しました.素数は授業でも触れたように皆さんの生活にも欠かせない暗号化の技術にも応用されており,私達の生活を影から支えています.また素因数分解により,整数を素数の積で表現することが可能になりましたね.

 指数は見慣れたものなので,ついつい直感的に計算してしまいがちです.最初は面倒だと思っても,レジュメにある指数法則を確認しながら計算しましょうね.

 さて今回と前回の小テストで引っかかった人はポータルサイトから連絡しています.28日までに課題を持って全学共通教育センターに行きましょうね.

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