2008年12月25日木曜日

経済数学入門 第13回

 更新がかなり遅れました.失礼.
 今回は確率と統計の基礎を説明しました.

【授業の内容】
 まず前回の補足としてΣの説明をしました.Σは数列のある項からある項までを足し合わせるという記号なので,前回のSに似ていますね.

 さて本題ですが,確率と統計は社会科学を学ぶ上でも必須と言って良いと思います.社会科学には細分化された様々な分野が含まれますが,その多くで統計的なデータが使われます.そんなに詳しく知る必要はありませんが,ある程度は,用語の意味を把握する必要はあります.

 では,用語の説明ですが,今回出てきた主な用語は以下の通りです.
事象,試行,和事象,積事象,期待値,平均値,分散,標準偏差

 和と積の違い,平均値と期待値の違いは必ず理解しなければなりません.対して分散と標準偏差は,どちらもバラつきの大きさを示すんだ,ぐらいで構わないでしょう.どうせ定義はまた忘れます….

 先日,4年生の優秀卒業研究発表会がありましたが,データを用いた発表は非常に説得力があります.まぁその分だけ,データには騙されやすいので注意も必要ですが….授業では,喫煙率と死亡率のデータを使って皆さんを騙すにはどうすれば良いか,その裏には何が隠されているかを解説しました.

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