2007年12月12日水曜日

経済数学入門 第13回

 今日は確率と統計の基礎です.統計は社会科学の様々な分野で活躍しています.経済学でももちろん必要です.経済学ではなくても,卒業研究でアンケート調査を行うなら,統計の基礎的な知識は必要不可欠です.

【授業の内容】
 まずは確率ですが,みんな用語の説明はダルそうに聴いてますねー.計算の時は目が生きてるんですが….でも用語も大事ですよ.定義がわかってないと厳密な議論はできません.
 今日の内容で言うと,和と積のとこなんて数学以外でも結構使いますよ.検索はもちろんプログラミングでも必要な知識(のはず)です.次に期待値ですが,ちゃんと定義を理解していないと平均とこんがらがりますね.平均というのは過去の事象から計算されますが,期待値は未来の事象の推定値です.きちんと区別しましょう.

 最後に統計の基礎として,平均と分散の説明をしました.平均は日常生活でもなじみのある概念ですが,分散(や標準偏差)はあまり意識しないでしょうね.「分散が大きい」=「ばらつきが大きい」ということだけでも理解しておきましょう.なぜばらつきが大きいと分散が大きくなるのかは,実際の計算手順からもわかったと思います.

 来週提出する課題はありません.しかしちゃんと復習しておきましょうね.

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