2008年5月9日金曜日

経済学Ⅱ 第5回

 今日は家計の行動(労働供給)を説明した後,企業の行動を少しだけ説明しました.

【授業の内容】
 前回,予算制約下でいかに効用を最大化するか,図を使って説明しました.今日は同じような図を用いて,家計がいかに労働供給を決定するかを説明しました.家計は余暇と収入により効用を得るとします.ただし,働かなければ収入は得られませんし,働けば余暇は無くなります.
 時給(賃金率)が変化すると労働時間(余暇も)がどのように変化するかを調べてみると,必ずしも時給が上がると労働時間が増えるわけではなく,かなり時給が高い水準では,更に賃金が上がると労働時間を減らして余暇を増やす傾向にあるようです.

 後半は企業行動,財市場における企業の生産について見ていきました.
 まず,企業の目的から確認しました.家計は効用の最大化を目的としていましたが,企業は利潤を最大化することを目的としておきます.
 さて,まずは短期における小企業の生産を見ていきます.短期というのは生産設備を変化することができない期間のことでしたね.そのような小企業(授業ではパン屋を例に取りました)はどのような基準で労働者を雇うのでしょう?今回は表を配り,実際に数値計算をして,最も利潤が大きくなるのはどんな時かを確認しました.いくつか目新しい言葉も出てきましたね.
・労働投入量
・限界生産力
・限界収入
・固定費用
・可変費用
・限界利潤
 どうですか?それぞれ意味を理解できていますか?

 来週はこの続きから説明します.プリントを忘れないように.

0 件のコメント: