2008年5月25日日曜日

ミクロ経済学ベイシックⅠ 第6回

 今回は前半に労働供給の理論,後半は中間テストをしました.

【授業の内容】
 家計の行動は今回でひとまず終わりです.これまでずっと買い手(財)としての家計を取り上げてきましたが,今回は売り手(労働力)としての家計の分析です.
 授業では,2人の学生に協力してもらい,バイト代が上がると働く日数が増えるかどうかを答えてもらいました.すると不思議なことに,バイト代(賃金率)が上がるともっと働く,という人と,働かなくなる,という人に分かれました.この理由を説明するために,馴染みのある無差別曲線と予算線という道具を用いて,労働供給の理論を説明しました.
 それによると賃金率の低い状況にあると,賃金率の上昇とともに労働時間は増えます.しかし,あまりに賃金率が高いと,逆に労働時間は下がります.
 ちなみにテキストではpp.166-172の辺りです.

【中間テストについて】
 まだきちんと見ていませんが,完全競争市場の条件と,スルツキー分解の図の所はひどそうです….完全競争市場の条件は覚えれば良いだけとして,スルツキー分解がわからないのなら質問に来るとか,何らかの対策をすべきです.

【確認】
 ちなみにミクロでは数学も使うので,経済数学入門の単位を取っていない人は4月中に相談に来るようにと言いましたが,来てないようです.そろそろ数学が出てきますが大丈夫なんですか?

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