2009年10月10日土曜日

総合政策演習B1② 第3回

 今回から複占に入ります.ミクロで最も難しい(ややこしい)のがここだと思います.そのため,じっくり時間をかけて説明します.

【授業の内容】
 売り手が少数である独占市場は,売り手の数によって4つに分類されます.
1社:完全独占(狭義の独占)
2社:複占
数社:寡占
多数:独占的競争
 最後の独占的競争は実際には独占ではありませんが,一時的に独占状態になるので,独占市場について考える際に一緒に説明されるようです.

 さて,今回はこのうち,売り手が2社である複占です.この複占が難題で,問題の解き方が複数あります.それぞれの特徴をきちんと理解することが大事になってきます.今回はそのうち,2社が同時に生産量を決定するクールノー均衡と,1社が先に生産量を決定し,それを見てもう1社が生産量を決定するシュタッケルベルグ均衡という2種類の問題と解きました.紛らわしいので,必ず復習しましょう.

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