2009年10月10日土曜日

経済数学入門 第3回

 第3回について書くのを忘れてました.第3回は関数の続きで,1次関数,2次関数の確認です.

【授業の内容】
 前回は関数とは何かについて説明しましたが,今回は具体的に1次関数と2次関数を取り上げました.といっても,確認程度で,1次関数のグラフの描き方,そして2次関数のグラフを描くために,2次方程式の解の求め方について説明しました.

 今回の内容は「問題ない」と思っている人も多いでしょうが,関数に意味を持たせること,グラフの意味を読み取ること,は高校までの数学ではそれほど重視されてなかったでしょうから,新たに学ぶこともあるのではないでしょうか.
 今回で言えば,特に1次関数の傾きは経済学で非常に重要です.傾きとは,ある変数が1単位変化したときに,もう1つの変数がどれだけ変化したかという割合のことです.これは経済学では「限界」という言葉で表現されます(例:限界費用,限界効用など).
 また,2次関数に関連して,2次方程式の解は何を意味しているのか,2次関数の頂点の導出と2次方程式の解とがゴチャゴチャになっている人が多いので,今回は2次方程式の解の求め方,そしてそれがグラフにおいて何を意味しているかを確認しました.

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