2009年10月31日土曜日

経済数学入門 第6回

 今回は前回の続きである指数と,新たに微分の説明をしました.

【授業の内容】
 指数法則は前回説明していたのですが,今回はルートの説明です.ルートは指数としては1/2乗で表現できました.その理由も簡単に説明しましたね.

 さて,このように指数についてある程度理解もした上で,n進法を紹介しました.デジタル化,デジタル社会という言葉を聞きますが,デジタルとは2進数のことです.というわけで,皆さんが携帯からメールを打つときも,文字は一旦デジタル化,つまり2進数に翻訳されて送信されます.そして着信先で2進数から文字へと復元されるのです.ほんの一例ですが,我々の生活のあらゆる場面に2進数は忍び込んでいます.そのため,どんなものかぐらいは知っておいて良いでしょうし,実利的な話をすると,公務員試験や民間企業の筆記試験でもn進法が問われる場合もありますし,知っておきましょう.
 授業ではn進法の数え方,そして10進法からn進法へ,n進法から10進法へと,それぞれ変換するやり方を説明しました.非常に簡単ですよね?

 そして授業の後半は,経済数学入門でもっとも重要な微分を少しだけ説明しました.経済数学入門は,もともと微分をみんなにわかってもらいたい,ということで生まれた科目です.微分を知っておかないと経済学を理解するのにかなり遠回りをしなければなりません.そして遠回りであるだけでなく,曖昧な理解になってしまうのです.
 今回はとりあえず微分の意味はわからなくても,とりあえず微分の計算ができるようになることを目的としました.全然難しくないでしょ?

 今回配った課題は再来週に提出してもらいます.なくさないようにね.

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