2008年10月7日火曜日

経済学Ⅰ 第4回

 今回は需要の仕組みについて学びました.

【授業の内容】
 以前にも説明したとおり,需要の構成要素は,消費,投資,政府支出,輸出-輸入(純輸出)です.
 今回はそれぞれの要素が何によって決まるのかを説明しました.

・消費
 何が消費を決めるのかについては,以下の3つの仮説を説明しました.
 1.ケインズ型消費関数
 2.恒常所得仮説
 3.ライフサイクル仮説

・投資
 投資についても,その原因となる3つを説明しました.
 1.利子率
 2.アニマルスピリッツ
 3.将来予測

・政府支出
 政府支出は政府がその大きさを決めるわけですが,果たしてなぜ必要なのでしょう.その理由としてここでは2つを挙げました.
 1.市場の失敗による公共財の供給
 2.需要不足

・輸出と輸入
 最後に輸出と輸入の大きさを決めるものを考えました.輸出と輸入は立場が異なるだけで,ある国からある国へと輸出することは変わりません.そのため,一方さえわかれば,もう一方は簡単に推測できます.
 というわけで,日本の輸出を決めるものだけ考えれば良いのですが,それは2つありました.
 1.輸出先の景気
 2.為替レート

 このうち,為替レートについては今後,時間を取ってしっかりと説明します.

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