2008年10月30日木曜日

経済学Ⅰ 第8回

 今日は金融政策の続きを説明しました.

【授業の内容】
 まず前回の復習です.小テストの結果が非常に悪かったです.集中して聴いていればおそらくそれほど難しくないと思うんだけどね.

 続いて,信用創造について説明しました.先々週に現金通貨の量と貨幣供給量が大きく異なることを確認しましたが,その理由は信用創造で説明できます.現金を基に貨幣が膨れあがっていく様子とその計算方法を説明しました.

 ここで,これまでのまとめとして,今日の日経新聞1面(追加経済対策)の記事を基に,これまで学んだマクロ経済学の知識と,現実経済をリンクさせました.今日の記事では定額減税の代わりに2兆円の給付金を支給する,政策金利を下げる,短期市場に資金投入,住宅ローン減税,など様々な政策が列挙されていました.それらが持つ意味をこれまで使ってきた,経済全体の図と重ね合わせて説明しました.
 また政策金利に関連して,無担保コール翌日物というものも説明しました.

 続いて個別の企業に貸し出す際の利子率の決定要因を説明しました.どのような企業が低い金利で借りられるか,そうではないかは,あなたがどんな友人に,どんな条件ならお金を貸しても良いかで考えればわかりましたね.
 利子率というのはお金のレンタル代だと考えることで,ちょっと身近になったのではないでしょうか.

 最後に流動性の罠についても少しだけ説明をしました.

 金融は,学生である皆さんにとってあんまり身近な話題ではないので,なかなかイメージしずらいテーマかもしれませんね.

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