2007年6月19日火曜日

経済政策論 第11回

 今回は年金制度についてです.各自で調べた内容を発表してもらいました.

【授業の内容】
 まず,そもそも日本の年金制度はどのような仕組みなのか,説明してもらいました.その内容を箇条書きにすると,
・3階建てである
・職業により年金の種類が異なる
・国民基礎年金は強制的な年金である
・国民基礎年金は,老齢,障害,遺族の3つの年金からなる
・実質的な賦課方式である
ぐらいでしょうか.

 次に年金を支払うメリット・デメリットを挙げてもらいましたが,メリットはたくさんあるものの,デメリットはあまり出ませんでしたね.社会保険庁の広報活動の賜物でしょうか…?デメリットとしては,早く死んだら元が取れないぐらいで,意外と学生は年金については好意的に捉えているようで,世間一般での評価と違うようですね.
 僕から付け加えることとしては,社会保険庁の試算では1987年生まれのモデルケースだと約730万円支払って2960万円受け取ることができるそうですが,さて,この試算通りにもらえるんでしょうか?前提条件が崩れる可能性も考えておくべきでしょう.

 最後に年金を支払う派と支払わない派で討論してもらいましたが,あんまり討論になりませんでしたねぇ.もっと積極的に話さないとね.

【課題】 次週は,関心のあるニュースについて調べ,各自5分程度で発表してもらいます.配布する資料を2限に僕のところに提出して下さい.

0 件のコメント: