2009年4月3日金曜日

ミクロ経済学ベイシックⅠ 第1回

 ミクロ経済学ベイシックⅠは必修科目ではありませんが,次年度以降も経済系科目を取るのであれば履修しておくべき科目です.初回からしっかりと講義しましたが,みんな真剣に聞いてくれているようなので,今後が楽しみです.

【授業の内容】
 今日は「ミクロ経済学とは何か?」と「ミクロ経済学ではどのように考えるか?」を中心に説明しました.ミクロ(micro)と言うだけあって,経済を構成する微小(micro)な要素である家計企業に注目し,それらの行動を分析します.主なプレーヤーは家計や企業であり,またそれらのプレーヤーの経済行動の場である市場(しじょう)の役割についても考察します.
 ミクロ経済学では,これらのプレーヤーはインセンティブに基づいて行動すると考えます.ある選択肢に出くわした時,プレーヤーはそれぞれの選択肢のメリットとデメリットを考え,どちらを選んだ方が得なのか判断します.皆さんも無意識のうちにこのような選択をしているでしょう.
 では,インセンティブの考え方を用いて,どのように問題を解決するのか.ゴミの不法投棄などいくつかの例をもとに説明しました.

 後半は,市場で決まる価格について,ちょっとした思考実験をしてみました.ダイヤモンドの価格が高いのはなぜなのか?発表してもらった仮説を検証しました.
 ちなみにダイヤモンドは経済学ではに含まれます.財とはモノやサービスの総称であり,それらが取引される市場は財市場と呼ばれます.市場ではこのほか労働も取引され,その市場は労働市場と呼ばれます.

【評価方法について】
 ミクロ経済学の評価方法は次の通りです.
・期末テストと複数回の小テストの合計点を100点とする.
・ただし,発表点を最大20点まで加点する.その結果,合計が100点を超えた場合は100点として評価する.
・出席による加点はない.ただし,1/3を超えて欠席した場合は期末試験および追再試試験の受験を認めない.

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