2009年4月16日木曜日

総合政策演習D 第3回

 今日もSPIの問題を解きました.また賢い企業選びについても説明しました.

【授業の内容】
 前回,課題として「行きたい企業30社を就活ノートに書いてくるように」と言いました.少数ながらいまだに就活ノートをつくっていない人もいるようです.フットワークが軽く,パッと動けることは就活では非常に重要ですよ.
 さて,学生というものは多少の差こそあれ,だいたい同じような行動を取るものです.企業選びについても同様です.そのため,周りの人と同じように企業を選んでいては,多くのライバルと競争するはめになります.もちろんどうしてもその企業に行きたいのであれば「どうやれば競争に勝ち抜けるか?」を考えなければならないのですが,逆に他の人が選ばない企業を選ぶというのもアリでしょう.「学生に人気がない企業はつまらない企業だ」というのは勘違いです.学生というのは世の中に数多ある企業のほんの一部(多くはBtoC企業)しか知らないからです.そのため,みんなが知らない優良企業を自分で見つけることは,満足できる就職活動をする上で大きな前進だと思います.
 それを理解してもらうために,まずリクルートが調べた大学生の就職希望企業ランキングと自分が書いた30社を比較してもらいました.結構似てたのではないですか?
http://www.recruit.jp/library/job/J20090408/docfile.pdf
 続いて,自分が選んだ30社のうちBtoB企業,BtoC企業がそれぞれどれだけあるか調べてもらいました.ほとんどがBtoCだったのではないでしょうか?このような選び方だと大変でしょうね.さて,学生の人気ランキングではなく,データから見た客観的な優良企業ランキングも見てもらいました.こちらには学生にとっては聞いたこともないような企業がたくさん並んでいます.
http://markets.nikkei.co.jp/ranking/casma/
 「1位の任天堂はともかく,ファナック?キーエンス?ローム?」となるのが,普通の大学3年生でしょう.しかし1年後にこういった企業を知らないとなると,少々心配です.就職四季報や,業界地図,市場占有度などの本を使って,自分だけの掘り出し物企業を見つけるのって結構楽しそうだと思うんですけどね….
 就活はちょっとやり方を工夫するだけでずいぶん樂になるし,楽しいものになると思います.今日はそれを伝えたかったのですが伝わったでしょうか?

 SPIについては分割払い,お金のやりとり,速さ・時間・距離,通過算の説明をしました.次回の予習範囲はpp.104-119です.しっかり予習してください.

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