2009年4月16日木曜日

経済政策論 第2回

今日はベンチャー企業について学びました.

【授業の内容】 ベンチャー企業という名前はよく聞きますが,はたして何者でしょう?普通の起業とは何が違うのでしょうか?まずそこから話を始めました.
 ベンチャー企業という言葉についてのはっきりとした定義はまだ無いようですが,いくつかの定義の共通点は,「新技術や高度な知識」を持っていることのようです.またベンチャーキャピタルに出資してもらっている企業という定義もありましたが,こちらはトートロジーになりそうで参考にはならないかもしれません. また,この定義に関連して,エンジェル,ベンチャーキャピタルという言葉も出てきたので,それらの意味も確認しました.

 次の課題である「徳島にはどんなベンチャー企業があるのか?」について発表してもらいましたが,あまり見つからなかったようです.僕も調べましたが,少ししか見つかりませんでした.最近は大学発のベンチャーも増えてきたので,そういう例なら少しありましたね.

 最後に「ベンチャー企業のメリットとデメリット」について発表してもらいました.メリットとしては,実力主義であること,成功すれば高い報酬を得られる,自分のアイデアが実現できる達成感,早い出世,ストックオプションなどが挙げられます. 逆にデメリットとしては,忙しかったりヒマだったりという波が大きい,雇用が不安定である,低賃金,福利厚生が貧弱なことなどが挙げられました.
 我々が知っているベンチャー企業というのは総じて成功した例ばかりなので,「ベンチャー=金持ち」というイメージですが,ある年のデータでは約16万社起業していましたが,同じ年に株式公開していたのは155社であり,単純に比較すると1000社に1社です.それぐらい株式公開までの道は険しいのでしょうね.(経産省「ベンチャー企業の創出・成長に関する研究会 最終報告書のポイント」より)

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