2009年4月24日金曜日

経済政策論 第3回

 今回はベンチャー企業の2回目でした.



【授業の内容】

 まず,ベンチャー税制についての新聞の記事を読みました.日本ではまだベンチャー企業に投資するエンジェルは多くありません.その背景にはベンチャー企業への投資が税制面であまり優遇されないという事情もあったようです.エンジェルが税制面で欧米並みに優遇されるとベンチャー企業は資金面で余裕が出てくると思います.
 エンジェル以外の資金調達先として株式上場があります.前回も触れましたが,今回は新興企業向け株式市場(ジャスダック,東証マザーズ,ヘラクレス)について取りあげました.

 続いて,社内ベンチャーの具体例を調べてみました.富士通やパナソニックの例を見ましたが,3年黒字化,5年で累積赤字の解消というのがパターンになっているようですね.ただし企業がどれだけ出資するかの割合については様々なようです.僕はたまたま先日,テレビ東京系「カンブリア宮殿」で加賀電子の社長が出ているのを見ましたが,かなり積極的に社員に起業させているようでした.
 社内ベンチャーの利点としては,企業内で起業のためのアドバイスがもらえる,出資を受けられる,などがあるようです.

 前回の課題として,「上場したベンチャー企業について」と「入社したいベンチャー企業について」を調べてきてもらいました.
 その中で「チョビリッチ」という企業について紹介してもらいました.僕はまったく知りませんでしたが,なかなか面白そうですね.
http://www.chobirich.com/

 次週から「健康保険・介護保険」をテーマに取りあげます.

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