2007年4月11日水曜日

総合政策演習B1① 第2回

今日の内容は,「公務員試験への学習方法」,「1次関数,2次関数の確認と経済学での解釈例」と「最大化・最小化問題の例として労働供給」です.

前回に比べて受講者数が半分ぐらいになってましたね.結構甘く見ている学生は多いので,例年こんな感じです.むしろ今年はたくさんの人が残っています.やる気があるようでこちらとしては嬉しいです.これから1年,大変だけどがんばりましょう.

【授業の内容】
「公務員試験への学習方法」
長々と話しましたが,まとめると,
・自分の目標とする試験に合格するためにどれだけ勉強が必要か調べる
・模擬試験を通じて実力を知る
・合格に向けて,長期と短期の学習計画を立てる
という3点だと思います.この3つを今の段階でキッチリやっておけば,合格に向けて無駄なく着実に進めると思います.
付け加えるなら,今の間に「地方上級」,「国Ⅱ」などがどのような職種なのか,ちゃんと理解しておきましょう.

「1次関数,2次関数の確認と経済学での解釈例」
今日は特に,経済学で言う相対価格と実質所得の変化は1次関数でどのように表現されるか,それぞれの関係を確認しました.「そんなんわかってる!」という学生も多いようでしたが,今日は基本をキッチリやりたかったのですよ.
2次関数について言えば,最大化・最小化問題と切っても切れない関係であり,頂点の導出,2次方程式の解法などが必須であると説明しました.

「最大化・最小化問題の例として労働供給」
労働供給はベイシックの講義であまり取り上げなかったので,目新しいかもしれません.公務員試験対策としてのミクロ経済学で出てくる最大化・最小化問題というのはワンパターンだと説明しました.
つまり,
1.目的と制約がそれぞれ何であるか確認し,それぞれを数式で表現する.
2.制約の式を目的の式に代入する.
3.(するとまず間違いなく2次関数になるので)目的の関数が最大あるいは最小となるような点を見つける.
とやれば解けてしまうのです.公務員試験では独創性や厳密さは問われません.似たような問題を何度も繰り返しやることで正答率はどんどんあがるはずです.

【課題】
今日配った,「最大化・最小化問題」のプリントをやってきて下さい.慣れないために難しい問題もあると思いますが,上記のパターンでどれも解けてしまいます.

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