2007年4月25日水曜日

経済学Ⅱ 第4回

 今日で経済学Ⅱも4回目.消費者の話も(とりあえず)これでお終いです.ちょっとサボりが増えてますので,今後はちゃんと出席を取ります.

【授業の内容】
 前回に学んだ無差別曲線を用いて,2財,つまり異なる財の組み合わせと,それが効用にどのような影響を与えるのかを見ていきました.
補完財
 これはコーヒーとミルク,左足の靴と右足の靴,など2つの財が組み合わさって,初めて効用を生む財です.このような2財の無差別曲線はL字型になりました.
代替財
 こちらは対照的に,ある財とその他の財が代替可能であるような組み合わせのことでした.例としては,ペットボトルの水とお茶を挙げました.こちらの無差別曲線は右下がりの直線になります.
 補完財と代替財は組み合わせとして非常に極端な2つの例(両端)です.多くの組み合わせはその中間にあるので,前回見たような滑らかな曲線になるのでしょう.

 我々家計と市場はこれまで説明したような財市場だけでなく,労働市場でも関わりを持っています.続いて,労働市場の話をしました.
 おかしの消費と余暇時間により効用を得るというある人が,与えられた時給の基で,どれぐらいの時間働くかを考察しました.時給が上がるに従い,労働時間が増えるのかと思いきや,必ずしもそうではありませんでした.最後に確認した,「労働時間と賃金率のグラフ」では,”く”の文字を左右にひっくり返したような形の曲線が描けました.

 次回からは生産者理論の話をします.

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