2007年4月16日月曜日

経済政策論 第2回

 この授業は他の授業と形式が違うので,今日もずいぶん戸惑ったのではないでしょうか?今後も今日のような演習形式を続けます.つまり,みなさん1人1人が授業に積極的に参加してもらいます.

【授業の内容】
 前回皆さんで選んだトピック「四国の観光客を増やすには?」に関する課題を発表してもらいました.

・四国の観光客数の推移
 どの県について調べるかはお任せしていたので,徳島県を調べた人が多かったですね.2005年までのデータを見る限り,徳島県への観光客数は減少傾向にあるようです.他県との比較のポイントとしては,「観光客数の定義」が何であるかをはっきりさせないと比較は不可能である,という点でした.

・観光客が増えたor減った理由
・観光客を増やすためには?
 この2点について皆さんの意見をまとめたところ,観光客数を決定する要因というのは次の5点になりました.カッコ内は影響を及ぼす時間です.
①イベント(単年)
②天候(単年)
③観光地としての魅力(長期)例として環境など
④広報活動(長期?)
⑤交通手段(長期)


 ①と②は各県庁による報告書にも観光客の変動の理由として挙げられていました.特に徳島の「阿波踊り」は天候次第で大きく観光客が変動するようです.イベントを開催すれば観光客が増える,という意見もありましたが,愛媛の町並み博などを見る限り増えるのはその年限りのようですね.
 ③では,徳島の魅力として環境という意見がありました.それを活用する例としてエコツーリズムがあるのでは,という話もしたのですが,エコツーリズムは日本ではまだあまり浸透していないようです.
 ④もっとも意見が多かったのは,広報活動が足りないのでは?という意見でしたが,さて「では徳島の広報活動ってそもそも何だ?」と聞いてみると皆さんもわからないようでした.

【課題】
上記のような話を基に,来週までの課題として以下の3つ(+α)を調べてくることになりました.
1.徳島は観光の広報活動をやっているのか?(誰が?どんな?効果は?アンケートしてるか?)
2.環境やエコツーリズムで観光客は増えるのか?(どこ?環境に問題点はあるか?需要はあるか?)
3.観光地としての徳島の新しい魅力を探る(自分の一押し観光地)
(4.本当の課題は何か?)

ちゃ~んとやってきて下さいね.

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