2007年4月17日火曜日

経済学A 第2回

 今日は経済学の立場から,大学進学という“選択”について考察しました.
 途中でマイクの電池が切れたので,後ろの学生は聞き取りづらかったようです.授業終了後に電池をもらったので,今後はあのようなことはない,はずです….

【授業の内容】
 まず,皆さんが選んだ「大学進学」は果たして経済的には合理的か?について検証しました.経済学では「大学進学」と「高校卒業後すぐに働く」という2つの選択肢のそれぞれについて,メリットどデメリットを比較します.「大学進学」のメリットとしては高卒に比べ給与水準が高いことがあり,デメリットとしては,学費や下宿代といった直接的な費用に加えて,機会費用と呼ばれるものがあるんでしたよね!?
 今日の内容でもっとも大事なのは,この機会費用という概念です.普段なんとなく機会費用に近いことを考えていたかもしれませんが,かなり明確に認識できるようになったのではないでしょうか?例として,「近くのラーメン屋のバイト」と「駅前のカフェのバイト」との比較や,「並んでチケット入手」と「ネットオークションで入手」との比較,「デートの費用」などについて話しました.
 皆さんはご両親から,高い直接的な費用を払ってもらい,かつ同じぐらい高い間接費用を払って大学に来てるわけです.ちゃんと元を取りましょう.サボってばかりじゃダメですよ!

 次に,皆さんが近い将来悩むであろう「職業選択」についてもお話ししました.前回の「ダイヤモンドはなぜ高いか?」を応用して,労働市場で売り手である我々個人(あるいは学生)は,どのようにすれば高い給料がもらえるか考えてみました.日本の生涯所得が多い企業TOP20を知ることで,少し共通点も見えてきたのではないでしょうか?

【課題】
なし

【来週の予告】
 来週は明らかに学生の興味をひきそうにない,かなり眠たい話をします.しかしとても重要な話なんです.経済全体の成り立ちについて90分で大まかな枠組みを話すつもりです.

【学生への問いかけ】
 例年,今日配ったようなレジュメを作っていたのですが,前回と今回授業をしてみて,僕としてはレジュメがない方が良いのかなぁ?と思ったのですが,皆さんはどう思います?
 というのは,レジュメがない方が滑らかに話ができるような気がするんですよ.ご意見募集しています.

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