2007年10月3日水曜日

経済学A 第3回

 今回はいわゆる経済学っぽい経済学をやりました.今回の範囲はあまり身近ではないので興味が湧くかどうかわかりませんが,後々「経済学を学んだ」と言えるような最低限の知識は伝える必要があると思っています.

【授業の内容】
 というわけで,まずは「景気とは何か?」を説明しました.これぞ景気だ!というものはありませんが,実際には実質GDPの成長率(実質の意味は近いうちに説明します)や日銀短観が景気の目安として用いられることが多いようです.GDPはニュースなどでも比較的よく聞きますが,具体的にはどのようなものなのか,簡単な計算をして確認しました.ポイントは最終的に商品がいくらで売れたか,ではなく,どれだけ価値を高めることができたか(付加価値)です.
 続いて,経済と経済学の歴史をザッと紹介する過程で,古典派(新古典派)ケインズ派の考え方を対照的に紹介しました.たまたま先日,郵便局が民営化されましたが,その理論的な背景もわかったのではないでしょうか.
 最後に,ケインズ派経済学の立場から,経済の仕組みを学びました.政府支出がどうして景気対策になるのか,消費税率を上げるとどのような効果が出るのか,理解できましたか?

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