今日は独占市場についてだったのですが,後半の説明があまり良くなかったなぁと反省しています.また来週改めて説明することにします.
【授業の内容】
独占市場の全体像(種類や特徴)を説明した後,独占市場の中でも企業が1社のみのケースである完全独占市場の説明をしました.
前期で学んだ完全競争市場とは異なり,完全独占市場では企業が価格決定権を持っています.完全競争市場では高い価格で儲けようとしても,必ずライバルがそれより低い価格をつけるために財がまったく売れません.完全独占市場ではそもそもライバルがいないので,企業は自分で好きなように値段を付けられるというわけです.
説明の後,実際に具体的な需要関数と費用関数のもとで利潤を最大化するような価格と生産量を計算しました.出てきた数字を完全競争市場のそれと比べてみましょう.完全独占市場では価格は高く,生産量は少なくなっていることがわかるはずです.
もう1問,例題を説明した後,アンケートと一緒に確認のために簡単なテストをしました.僕自身の評価では今日の講義はわかりづらかったと思ったのですが,アンケートを見る限り,そんなにみんなの評価は悪くないんですよね.不思議です….ちなみに計算は多くの人ができていました.間違っていた人もほとんどが簡単な計算ミスです.少し安心しました.
【課題】
最後に配ったプリントは公務員試験データベースの問題です.レベルで言えば,国家Ⅱ種や地方上級(県庁など)クラスでしょうか.そんなに難しくないでしょ?
2007年10月4日木曜日
ミクロ経済学ベイシックⅡ 第4回
投稿者 水ノ上 智邦 時刻: 19:09
ラベル: 2007, ミクロ経済学ベイシックⅡ
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