2007年10月15日月曜日

経済学Ⅰ 第5回

 今日は失業について説明しました.それにしても3割ぐらいの人が授業の最後に出した問題に答えられていませんでした.言うまでもなく普通に話を聴いていたらできる問題のはずなので,間違っている場合は欠席とみなします.前から言ってるように,僕の講義の評価は出席を重視しません.出席してても話を聴かないのならムダなので,家でゆっくり寝ていた方が良いと思います.
 出席は重視しないということは,期末テストの点数で成績が決まるということです.もちろん成績が悪ければ単位は取れません.そういう人は来年がんばって下さい.

【授業の内容】
 失業率のニュースはテレビでもしばしば見ることがあります.しかし,ニュースに出てくる完全失業率とはどういう意味なのでしょうか?そして失業者とはどんな人なのでしょう?例えば皆さん学生は失業者なのか?ニートは?フリーターは?
 というわけで,まず失業者の定義,並びに完全失業率の説明をしました.また現在の年齢階層別の失業率も紹介しました.
 続いて,「なぜ失業が発生するのか」について,古典派,ケインズ派それぞれの考えを説明しました.古典派はここでも市場(労働市場)を信頼しているんですね.それに対して,ケインズ派は市場の失敗,ここでは賃金が下がりにくいため(賃金の下方硬直性),失業が発生したままになるようです.
 最後に,この賃金の下方硬直性の原因と思われる4つの仮説を紹介しました.
・労働組合の存在
・相対賃金仮説
・効率賃金仮説
・インサイダー・アウトサイダー仮説
 それぞれの内容は理解できているでしょうか?

【アンケート結果の報告】
 問題が解けなかった人は,やはり授業態度が悪いと自分で認識しているようですね.ちゃんと聞きましょう.
 講義に対する不満・意見としては以下のような意見がありました.
・質問に答えられない
→難しいということでしょうか?それとも考える時間が短いのかな?また詳しく書いて下さい.
・次の授業の場所が遠いので早めに終わって欲しい
→なるほど,今後は早めに終わるようにしようかな.気をつけます.
・もう遅刻・欠席をしない
→ぜひそうしましょう.遅刻したら,きっと内容はわかりませんからね.

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