2008年6月16日月曜日

経済政策論 第9回

 前回に引き続きガソリン税です.今日は欠席が多かったので,気分を変えて屋外での授業にしましたが,意外と寒かったですね….

【授業の内容】
 まず簡単にガソリン税の復習をしました.ガソリン税こと,揮発油税と地方道路税はどちらも間接税,国税であり目的税です.また批判として,目的以外の用途への流用や,経済的弱者に対する負担の重さがあります.

・ガソリン価格の変化が経済に与える影響
 ここでは,ガソリン自体の価格が上がることだけでなく,輸送費など生産者のコストが増えることにより間接的に様々な財の価格が上がってしまうという発表が多かったです.これまでデフレ傾向だっただけにインフレの印象が強いという発言もありました.

・ガソリン価格はなぜ上がり続けるのか?
 原油価格が上がっているから,という意見もありましたが,では原油価格はなぜ上がるのかについても考える必要があります.
 新聞の記事を参考にして,原油の需給バランスと投機的マネーの流入の両面から説明しました.

・環境とガソリンの関係
 ガソリンの使用は環境に良くない,という意見もありましたが,さてどういうルートで誰にどんな影響が出るのかと聞くとつまることもありましたね.
 環境とガソリンという話になるとバイオ燃料の話を避けて通れないような気がします.

 ということで,来週は環境について調べることになりました.課題は以下の通り.
・京都議定書とは何か?
・地球温暖化対策にはどのようなものがあるのか?
・排出権取引か,バイオ燃料のいずれかについて調べる

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