2007年5月7日月曜日

経済学Ⅱ 第5回

 今日からは生産者(企業)の理論についての講義です.これまでの主役であった消費者(家計)と異なり,皆さんは生産者ではないので,なかなか想像しづらい面もあるかもしれません.

【授業の内容】
 今日は「労働者を何人雇うべきか?」という生産者の決定を,ケース1(パン屋の場合)とケース2(自動車企業)別に考察しました.
 「企業がどのように行動するべきか?」を決定するためには,まず企業の目的を設定する必要があります.ここでは企業の目的は「利潤を最大化すること」です.その他,いくつかの決め事がありました.以下に列挙します.
定義
利潤=収入-総費用
収入=価格×生産量
仮定
・パン屋では,労働の限界生産力は減少し続ける.
・自動車工場では,労働の限界生産力は上昇した後,減少する.

 狭いキッチンでパンを作るパン屋は小規模な企業,大きな工場でさまざまな役割分担がある自動車工場は大規模な企業を表しています.
 限界生産力の他,新しい言葉がいくつか出てきましたね.限界利潤,固定費用,可変費用,ちゃんと覚えていますか?

 今日配ったプリントは水ノ上のホームページの「ファイルDL」からダウンロードできます.

【課題】
 日曜日の夜に,今日書き込んだ表を少しでも眺めてイメージを思い出して下さい.そうすると来週の講義がずいぶんわかりやすくなると思います.

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