2007年5月22日火曜日

経済学A 第7回

 今回は為替の話でした.レジュメの冒頭には実際の銀行が提示している外貨預金の広告を載せてみました.「魅力的な利率だし,預金なので安心感もある!」と思った人もいるのではないでしょうか?

【授業の内容】
 そんな魅力的な外貨預金ですが,まずは為替,つまり通貨と通貨の交換レートの説明から話しました.円高と円安の話って落ち着いて考えないと,間違えやすいんですよね.今日のタイトルは「円高はなぜ悪い?」ですが,円高は悪いのか?誰にとって悪いのか理解できましたか?我々消費者にとっては円高っていうのは良いことが多そうですよね.ちなみにニュース検索をしてみると,こんな記事が見つかりました.ユーロ高の影響で,ルイヴィトンやメルセデスベンツが値上がりしているようです.僕はどちらも興味ないので良いですが,ブランド好きな人にとっては大変ですね.
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200705190027a.nwc

 これに関連して,僕は自動車を円高の時に持って行ったら100万円だが,円安の時に持って行けば200万円だ,と話したのですが,「200万円で売れるんなら,そちらの方が儲かるのでは?」という質問を受けました.これについては確かに説明不足,というか紛らわしい表現方法だったので,次回に改めて説明します.
 後半は,実践外貨預金として実際の流れを説明しました.大まかな流れで言えば,日本円を外貨に換えて預金して何年後かに日本円に戻す,という話です.しかし,実際には為替の両替の際に手数料を取られ(往復2回),利子に税金がつくため,そんなに甘いものではないようです.さらに為替リスクの存在も無視できません!外貨預金は預金という名前ですが,リスクのある金融商品のようです.やはり世の中そんなに甘い話はないようですね・・・.

【予告】
 来週は貿易の話をします.うるさくて中断したので予告できなかったのが心残り.なんとか対策を考えてみます.

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