2007年5月21日月曜日

経済政策論 第7回

 今回は「日本企業の海外進出」です.ですが,まだ論点がはっきりしていないので,みんなに集めてきた様々なデータを発表してもらいました.

【授業の内容】
 みんなが集めたデータによると,日本企業による海外進出のピークは1991-1995年であり,現在,日本企業の海外現地法人は3000社を超えるそうです.また主な業種は機械,電機,輸送機械であるそうです.僕からは,1986年のプラザ合意とその後の円高,進出企業数はやや減少傾向にあるが,現地法人の売上高,利潤は過去最高を記録していることなどを補足として説明しました.
 日本企業の海外進出だけでは,どうも特に問題も見当たらない様子でしたので,講義の範囲を広げて海外企業の日本進出も含めグローバリゼーションについて説明を行いました.グローバル化により,生産拠点が賃金の安い途上国に移ること,途上国に働き口を奪われる仕事とそうでない仕事があること,サービスのアウトソーシングなどについて説明しました.

 しかし,みんなこの問題について特に関心がないのか(?),あまり意見はでませんでした.結局来週は,方向転換してなぜか仮想貨幣について取り上げることになりました.僕はあまり詳しくない分野なので,予習に時間がかかりそうです・・・.

【課題】
 仮想貨幣の種類とその規模,さらに仮想貨幣のウェイトが増えることで発生する問題点について調べてきてください.

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