2007年5月25日金曜日

ミクロ経済学ベイシックⅠ 第6回

 今日はミニテストを行い,その後,労働供給の説明をしました.テストはそれほど難しくないと思ったんだけど,解答をパラパラと見ていると・・・.

【授業の内容】
 以前から伝えていた通り,今日はミニテストでした.配点は20点です.あんまりできなかった人は心を入れ替え,来週からちゃんと出席して講義を聴きましょう.15点ぐらい取っておいて欲しいなぁ.
 さて,授業では消費者理論の締めくくりとして,労働供給の説明をしました.収入と余暇から効用を得ている人は,賃金(時給)の変化と共に労働供給量(労働時間)をどのように変化させるか説明しました.賃金が非常に低い間は,働いても大してお金にならないので,あまり働かないとします.すると,時給が上がればやる気も出て労働時間を増やすような気がします.しかし,あまりに時給が高くなるとどうでしょうか?おそらく「もうお金は十分だから,働く時間を減らそう.」という気持ちになるのではないでしょうか?
 もちろん現実の世界では個人差があるので一概に結論は出ないかも知れませんが,少なくとも理論上は無差別曲線と制約を図に描くことによって,上記のような労働時間の変化(=余暇時間の変化)を観察できました.実際に僕も時給数十万円もらえるんなら,もっと労働時間を減らして遊びまくりたい気もします.なお,今日の範囲はテキストで言えば,pp.166-172にあたります.
 来週からは,生産者理論です.また1から始まるのでテストができなかった人も心機一転がんばって下さい.

【注】第5回のブログの文章で一部誤りがあり,指摘を受けました.修正していますので確認して下さい.

【テストの結果について】来週末ぐらいには模範解答をHPからダウンロードできるようにする予定です.

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